ハネヒツジゴケ Brachythecium plumosum (Hedw.) Schimp.
シトネゴケ目、アオギヌゴケ科、オオ衣ゴケ属
Brachy(短い)、theca(さく)
ふたのくちばし(先端の突起)が短くなるのが本属の特徴。
さくは黒っぽくなることが多い。
2000/11/05 Tottori, Mt. Daisen. Photographed by K. Hayashi & M. Baba
左:ハネヒツジゴケの群落、多くの胞子体が伸び出ている。ほぼ成熟しているが、まだ、ふたも帽も付けている(上)。
さく柄の上部にはパピラがでる。ただし、はっきりしないこともある。
茎がはい、枝は不規則羽状にでて、やや斜上するので、どこが茎だか枝だか何だかよく分からないマットを作る。
葉には1本の中肋があり、葉の上部で終わって、先端まで届かない。葉の先端から突き出るような感じで先端までとどくのはアオギヌゴケで、茎の先端の葉は、筆先のようにすっと細くなる。